【巨頭決闘】P30 ProとGalaxy S10+を実機対決。

Android

2020年現在、Androidの世界シェアは激烈な競争に置かれている。そのトップに君臨するのがSAMSUNGとHUAWEIである。性能はもちろん、最近ではカメラ性能で凌ぎを削っているこの2者を徹底比較した。今回は2019年の同時期に発売したP30 ProとGalaxy S10+の本気の比較だ。

勝負の前にルールを説明

スマホ比較対決は以下のポイントに分けて採点を行います。

外観…10点

携帯性…10点

画面性能..10点

スピーカー性能…10点

電池持ち…12点

カメラ性能(4項目)…20点

処理性能…10点

機能(6項目)…18点

これらの点数を合算して点数によってランク分けします。点数は絶対値ですので性能ランキングにないものも比べることが可能です。総合的な比較の結果は点数によって決まります。

90〜100点 完璧なスマホ。 非の打ちどころなんて全くない。

80〜90点 最高性能のスマホ。 全体的に非常によくできている。

70〜80点 高性能スマホ。 優れている部分が多い。

60〜70点 中性能スマホ。 優れているところもあるかバランスが取れている。

50〜60点 低性能スマホ。 最低限使うにはいいかも。

〜50点 使わない方がいい。 どう転んでも幸せになれないと判断。

基本的なスペック

P30 ProGalaxy S10+
158mm158mm
73.4mm74mm
厚み8.4mm7.8mm
重量192g175g
カラーブラックブリージングクリスタル
画面サイズ6.47inch6.4inch
SoCKirin 980Snapdragon855
RAM6GB8GB
ROM128GB128GB
拡張ROM(最大)NMカード(256GB)microSDXC(512GB)
生体認証顔/画面内指紋認証顔/画面内指紋認証
カメラクアッド(標準、広角、ズーム、深度測定)カメラトリプル(標準、広角、望遠)
おサイフケータイありあり

外観・携帯性

P30 Proは背面が鏡面のように磨かれており美しい。

対するS10+は背面が薄い水色のガラスでありながらも影の色合いが異なっている。

個人的にはS10+の方がシンプルながらも美しく、面白味もあるデザインだと思う。P30 Proの方は背面に文字も多いし。

携帯性に関しては、軽くて薄いS10+(実測171g、P30 Proは実測190g)に軍配が上がる。P30 Proは本体以上にカメラの出っ張りがなかなかに大きい。また握りやすさも、エッジを抑えて金属フレーム部分を太くしたS10+のほうが握りやすい。

P30 Pro…15/20点(外観:8/10点、外装のユーザビリティ7/10点)

S10+...19/20点(外観9/10点、外装のユーザビリティ10/10点)

画面・スピーカー性能

画面はどちらも有機ELパネル。どちらも高画素だがS10+のパネルは画素を全く感じられないほどの精緻さ。

P30 Proは全体的に青白く、色が淡い印象を受ける。

対するS10+は全体がブルーライトフィールターのごとく黄みがかっていながら(標準の設定でも)も色が多く感じるディスプレイでコントラストもしっかり高い。

スピーカーに関してはシングルスピーカーのP30 Proに対して、ステレオのS10+だから勝負は既についていた。

P30 Proは悪くはないものの、高音の音圧が強く低音は表現し切れていない。ハイエンドスマホにしては軽視しすぎかな。

対するS10+は高音も低音もうまくチューニングしていて立体感のある聴こえ方を覚えた。

P30 Pro…12/20点(画面:7/10点、スピーカー5/10点)

S10+…17/20点(画面8/10点、スピーカー9/10点)

電池持ち

バッテリー容量はP30 Proが4100mAh、S10+が4000mAhだ。ほとんど差はないのでソフトやハードの電力性能が鍵となる。

動画を2時間、ベンチマーク(ゲーム参考)で1時間の計3時間使用した際の電力の減りは以下の通り。P30 Proはパフォーマンスモード設定にしてある。

P30 Pro…62%(動画2時間後は85%)

S10+…58%(動画2時間後は82%)

P30 Proは自社設計のSoCの性能をうまく抑えつつパフォーマンスを出すため通常使用の快適さを保ちつつ電池持ちが良い。動画再生時の電力性能は高い。

P30 Pro…11/12点

S10+…9/12点

カメラ

上がP30 Pro、下がS10+。

日中その1。

色が薄いか濃いかの違い。ぱっと見で印象がいいのはS10+の方だろう。ただP30 Proの方が画質的には木々の葉っぱが区別できているため高い。

日中その2。

P30 Proの方が色の再現度が高い。だがS10+のような彩度の強い写真はSNSにあげるときに大いに手間を減らしてくれる。画質にあまり違いはない。

逆光。

色の再現なら光に惑わされず空や樹の色が表現できているS10+の方が優秀。全体的な画質ならP30 Proの方が質感を感じるため優秀。

夜景(オート)

白飛びとは無縁のP30 Pro。S10+も白飛びはしていないが、ノイズが多く画質はあまり良くない。S10+はこの写真に限らず夜景のレンズフレア的なものが強く、ノイズも多い。夜景向きではない。

P30 Pro…19/20点 (5、5、4、5点)

S10+…17/20点 (4、5、4、4点)

処理性能

P30 Proが積んでいるのはKirin 980

に対して

S10+が積んでいるのはSnapdragon 855

ではこららの性能を2つのベンチマーク指標で見ていこう。

Antutuベンチマーク

まずはP30 Pro。40万点に一歩届かない結果に。

次にS10+。44万点と高得点を記録。同じSoCを積んだスマホの中では良い方である。

Geekbench5

まずはP30 Pro

そしてS10+。シングル・マルチともにP30 Proを上回った。シングルの差が大きい。実感で快適なのはS10+だろう。

いずれにせよ、快適な水準の性能を持っていることに間違いはない。

P30 Pro…7/10点

S10+…8/10点

機能・性能

ここからは機能や性能に関して踏み込んでいく。

おサイフケータイ

FeliCa方式の通信が可能。なのでどちらもおサイフケータイに対応している。

充電

高速充電

P30 Proが最大40W、S10+が最大15W。

Qi

どちらも無線充電(Qi)に対応。P30 Proが15W、S10+が12Wに対応。

リバースチャージ

P30 ProもS10+も可能。ここでは実測値が大きく異なることから充電速度は問わない。

防水規格

P30 ProがIP68、S10+がIP65/68。大差はない。

拡張ストレージ

P30 ProはHuawei独自規格のNMカード(最大256GB)。だがS10+は世界標準のmicroSDXC(最大512GB)。

世界標準なので必然的にmicroSDXCの方が使いやすい。

P30 Pro…16/18点(各項目3点満点で3、3、2、3、3、2)

S10+…16/18点(各項目満点で3、2、2、3、3、3)

価格

どちらのスマホもSIMフリーでの提供はなく、通信事業者専用。

P30 Proはドコモ専売。

89424円(なお現在は激安の48312円となっている)。

Galaxy S10+はドコモとauで売られた。

ドコモで101088円。auで114960円。(現在は両社とも販売終了)

P30 Proの方が1〜2万円安くなっている。こうなるとS10の方が価格的にP30 Proには近いが、画面が小さくいろいろな部分が劣ると考え、S10+と比較するのがよいと考えた。どちらもフラグシップラインの上位モデルだからね。

結論:どちらも最高のハイエンド。

最終的な結果はこちら。

P30 Pro80/100点

ランクは最高性能クラス。非常によくできたカメラと機能で、最高のユーザー体験を享受できると筆者は考える。いまいちなのは携帯性と画面、スピーカー性能で、これらが改善すれば完璧により近づけるスマホ。

ドコモで48312円で買えるため、5万円以下のスマホではぶっちぎりの1番目。これほどの性能や使い勝手を持ちながらなぜこんなにも安売するのかは謎。

Galaxy S10+86/100点

ランクは最高性能クラス。よくできた基本性能でハイエンドながら、他のスマホより遥かに楽に、気軽に使うことができるスマホ。基本性能の高さが世界No.1シェアのユーザー体験を生み出すんだな。

今は弟分のS10も中古で中心に回っているけれど、非常にいいスマホです。これほどまでに全体のレベルが高いスマホは初めてでした。

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