HuaweiShareを検証!HUAWEI版AirDropの実力は?

Huawei

最近、若者のLINE離れが起こっているという。理由を聞くと、使う必要がなくなったからとか。トークはInstagramのチャットで、画像共有はiPhoneのAirDropを利用するから問題ないという。AirDropはAppleの技術で、デバイス間のファイル共有を簡単にする無線技術だ。若者の間ではデータ通信容量を使わないため重宝しているらしい。この機能、iPhoneだけにしかないわけではない。既にHUAWEIがHuaweiデバイスの間で無線通信してファイル共有をできるようにするHuaweiShareという技術を開発しているらしい。さすがはHUAWEI、Appleの真似が過ぎるぞ!と思った束の間、私は実験を行うことにした。パチモンとはいえその技術は知っておかなくてはならない。HuaweiはAppleのお得なコピー品を作ってくれるという安心感はあるから。

HuaweiShareとは

いわゆるHuaweiのAirDropで、Huaweiデバイス間でファイルのやりとりができるというもの。無線通信なので基本的にネットワークを介さなくても使用することができる。

スマートフォン同士はもちろん、MateBookやMediaPadでも同様に使える。Appleデバイスとは異なり、手に入れやすい低価格帯の端末から利用でき、参入障壁も低い。

HuaweiShare対応のP30 Proのレビューはこちら。

HuaweiShare対応のMate 30 Pro 5Gのレビューはこちら。

HuaweiShareには大きく3つの機能がある。それをご紹介しよう。

ファイル共有

いわゆるHuaweiのAirDropで、Huaweiデバイス間でファイルのやりとりができるというもの。無線通信なので基本的にネットワークを介さなくても使用することができる。そのためデータ通信を利用しないので通信制限を気にせず使うことができるのだ。

HuaweiShareはAirDropの位置付けだが、日本でHuaweiスマホが普及しない限り日の目を見ることはできないだろう。ユーザーも知らない人が多いはず。

スクリーン投影

HuaweiのスマートフォンをMateBookのスクリーンに投影して操作できる。また、スマートフォンを操作してその画面をスクリーンに追従させることもできる。こちらはミドルレンジ以上のNFCのある端末であることが必須。

最新のMateBookではこの機能が特にアピールされており、先日紹介したMateBook 13 2020でもこの機能をアピールするステッカーが筐体に貼られていた。

MateBook 13 2020の紹介記事はこちら。

また、中国で発売されているMate Pad Proもこの機能を搭載しており、パソコンのように使うことが可能である。

コンピュータからのアクセス許可

もう一つ、HuaweiShareの機能として、パソコンから端末のストレージを確認できるようになっている。MateBookのみならずWindows機、Macでも可能なのでデータ連携が非常に便利だ。

HuaweiShareの速度をAirDropと比較

比較方法

同じデータ容量のファイルを数回に分けて送り、その速度を測る。

iPhone8、iPhoneXS、P30 Pro、Mate 30 Pro 5G、75MB、150MB、225MBのファイルを用意した。

送信を押してから受信機に反映された時間を計測…①通知時間と呼ぶ

相手が承諾(受け入れる)を押したら計測を再開、ファイルが反映されるまでの時間を計測…②総合送受信速度

②ー①で送受信速度としデータ量で割ってデータ毎秒を出す。

計測は原則4回行う。送受信の関係も入れ替える。相乗平均を結論とする。

比較結果

送受信時間75MB150MB225MB
8S→X2.93.23.6
XS→82.933.06
P→Mate5.612.4417.54
Mate→P 5.33  10.03  16.99 

HuaweiShareは時間のばらつきが大きかった。平均の受信時間もほぼ送信ファイル容量に比例したのに対してAirDropはほぼ横這いに。大きなファイルも簡単にシェアできるようだ。

HuaweiShareの時間比例が、平均の速度を見せてくれた。一方、AirDropは速度が伸びないため大きなファイルを送受信すればするほど速度が増加する。

また、ハイエンド端末から送信すると速度が伸びることも見て取れる。

結論として、HuaweiShareが純粋なデータ送受信なのに対しAirDropがHEICファイルの特殊な変換と圧縮を行なっているのか一定の速度で大きなファイルを送れると予想できる。Appleの技術力を感じた。一方で、Huaweiも標準的なスマホのデータ通信速度ほどの通信ができ、用途として問題ないことも判明した。

HuaweiShareの強み

これは、Huaweiデバイス間で自由に通信ができるというデータ連携がApple系以外で簡単にできるようになったことだろう。Huawei製品はこれからAndroidのOSが使えるか不明であり、Windows搭載のMateBookを使えばGoogle非搭載で最新のMate 30 Pro 5Gでも撮った写真を共有することができる。今までは有線で繋ぐかGoogleフォトなどのクラウドを使わざるを得なかったが今後使えないとすればデータ共有はHuaweiShareに託すこととなる。

また、デバイス自体が安いことも特徴で、AirDropが使える最安のApple製品がiPadと3.5万円あたりから帰るのに対してHuaweiShareはMediaPadM5liteと2万円を切る価格で手に入れられる。参入障壁が低く誰でも簡単にHuaweiエコシステムに入れるのはとても魅力的だ。

HuaweiShareの弱み

大容量データを送るときに、通信が遅いことであろう。ものによっては数倍から数十倍の速度を要することになる。もちろんこれはAirDropと比較した時の話であって、

クラウド上にあげる、ダウンロードする

有線ケーブルを繋げる、送る

という他のデータ送信方法よりは圧倒的に手間がかからずこっちを選んだ方が良い。事実、スマートフォンの容量が1TBを超えない限りデータ通信で有線が栄えることはなさそうだ。

まとめ:HuaweiShareは凄かったがAirDropも見直した

今回の調査で、HuaweiShareも十分な通信速度があると感じられた。決して試験運用段階のものではなく、一般的な使い方という点においても十分使用が可能である。スマートフォンも2.5万円でP30 liteが購入できて、その技術を簡単に試せる。そして、それが使えるデバイスがMateBook D 15と7万円以下でパソコンとして発売されるに至っている。安く、技術を提供するという点ではHUAWEIも努力しているのだろう。しかし、HUAWEIの追いかけるAppleの背中はまだ遠い。独自ファイルという面倒な仕様でありながらも爆速のファイル共有をするAppleはまさに魔法使いなのかもしれない。

コメント

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